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亀更新で二次創作やおいを徒然なるままに書き散らすブログです。ジャンルは様々気が乗った時に色々と。基本は主人公受け強気受け兄貴受け年下攻めで。でもマイナー志向もあり。
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複数×クロ性描写の続きです。

 意識を飛ばしていたら、腫れた頬を平手打ちされて、正気に戻った。
 何人目だかわからない男の肉棒は、肚の奥を穿ったままだ。


「おい、口開けろよ。歯立てるんじゃねーぞ」


 そう言って無理矢理開いた口に、青臭い肉の棒が突っ込まれた。
 上下の口いっぱいに、男たちの欲望を含まされて、頭を激しく動かされる。
 さらなる暴力が振るわれないように、慎重に舌を動かした。
 喉を突く衝撃に吐き気がこみ上げるのを、なんとかやりすごし、ただ揺さぶられるだけの肉人形と化す。
 喉の奥に熱い飛沫が放たれた次の瞬間、肚の奥にも欲望の証がぶちまけられた。
 吐き出さずに飲み下すと、げらげらと笑い声が響いた。
 ああ、そうして笑っていやがれと黒崎は思った。
 お前らの行為の何一つとして、俺を傷つけたりしないのだから。
 底辺にならすでに落ちている。
 こんなのは一時的なことだ。
 大した事じゃない。


「とんだ淫乱だな。自分から腰振ってやがるぜ」


「おい、今度は俺の番だぜ、そこ代われよ」


「俺は上の口をいただくぜ」


 別の男たちが代わる代わる自分を犯すのを、冷めた気分で黒崎は流された。
 受け入れたわけでも、諦めたわけでもない。
 受け流したのだ。
 意識を空っぽにして、ただ蹂躙されるだけの人形と自分を定義する。
 犯されているのは自分じゃない。
 それは一種の現実逃避だったが、それしか黒崎には狂った暴力と欲望に抵抗するすべがなかった。
 体中に精液をぶちまけられがら、しばらく仕事に行けないなと黒崎は考えた。
 それでも体の傷は癒えるし、こんなこと心の傷にもならない。
 そして意識が白くなった。


 気がついたとき周りには誰もいなかった。
 ぼろぼろになった服が絡みつき、最後の良心なのかなにか、上着がかけられていた。
 

「チンピラが、くるなら殺すつもりでこいよ」


 上着のポケットに入っていた棒付きキャンディを口に入れると、切れた口内が沁みて眉をひそめる。
 体中の痛みを無視して立ち上がると、上着を着て倉庫の外に向かった。
 海沿いの場所は潮の匂いがした。


「さてと、部屋に戻るか」


 男たちに犯されている時、何故神志名のことが頭に浮かんだのか黒崎にはわからなかった。
 最初に神志名と寝た切っ掛けが、同じようなことの後始末だったからだろうか。
 だが、二度もこんな有様で神志名のところには行けない。
 大人しく怪我が治るまで寝ていよう。


「あーさむっ。ほぼ裸にコートって、俺変態じゃねえ?」


 警察に職務質問されないことだけを祈りながら、黒崎は家路を急いだ。


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