忍者ブログ
亀更新で二次創作やおいを徒然なるままに書き散らすブログです。ジャンルは様々気が乗った時に色々と。基本は主人公受け強気受け兄貴受け年下攻めで。でもマイナー志向もあり。
[110]  [109]  [108]  [107]  [106]  [105]  [104]  [103]  [102]  [101]  [100
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


引き続き性描写があります。自己判断でお読みください。


「考え事なんて、余裕じゃねーか。もっと追い詰めなきゃ駄目か?」


 ランサーが犬歯を剥き出しにして凶暴に笑う。
 機嫌を悪くしたらしい。
 だから私はわざと彼の狂気を煽った。


「あっ、な…なにも……考えられないように……して…みせろ」


「承知したぜエミヤ。後悔するなよ」


 何度も注ぎ込まれた場所が繋がったまま、体勢をひっくり返される。
 床に押し付けられて、首輪が締まって苦しい。
 だがその苦しさも、緩急をつけたランサーの動きで、別の苦しさに変わった。


「あ……んっ、ああ……! ランサーっ!」


 彼の名を呼びながら、その背に足を絡めた。
 ほぼ垂直に貫かれて、苦しいのに、私の内部はもっと深く彼を咥えこもうと淫らに蠢いている。
 ランサーの苦しげな顔が見えるのがいい。
 彼の快感に歪む顔が、なお私の欲情を誘う。
 鎖に繋がれているのは私だが、私もまた彼を縛っている。
 それがたまらなく申し訳なく、とてつもなく気持ちいい。
 前立腺を擦る動きが快感をかもし出すが、私は奥を貫かれるととても感じる。
 もっと奥まで刺激が欲しくて、腰を擦り付けるようにすると、ランサーの動きが激しく深くなった。
 一番奥を強く突かれた瞬間、欲望のしるしが、断続的に互いの腹を濡らした。
 急速に締まった内壁が、同時にランサーの魔力の源を絞りつくすと、そのあまりの快楽に私は意識を失った。


 目が覚めたとき、私は客用の寝室でランサーの横に寝かされていた。
 首輪と鎖は繋がれたままで、その端をランサーが握ったまま眠りについている。
 私が目覚めたと同時に目を覚ましたはずなのに、ランサーは頑なに目を開こうとはしない。
 それを私は可笑しく思った。
 これでは繋がれているのはどちらなのかわからない。
 眠った振りをしたランサーに軽く口付けると、少しだけ瞼が震えた。
 めずらしく気分がよく、私は再び眠りについた。

拍手[1回]

PR


この記事にコメントする
name
title
color
mail
URL
comment
PASS   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー 
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
フリーエリア 
最新コメント 
[02/08 ボンバー尊氏]
[12/14 炎]
[12/11 炎]
[12/10 炎]
[11/29 noriko]
最新トラックバック 
プロフィール 
HN:
亜積史恵
HP:
性別:
女性
趣味:
読書。ゲーム。
自己紹介:
おたくです。腐女子です。半病人です。
バーコード 
ブログ内検索 
P R 
カウンター 
アクセス解析 


忍者ブログ [PR]