忍者ブログ
亀更新で二次創作やおいを徒然なるままに書き散らすブログです。ジャンルは様々気が乗った時に色々と。基本は主人公受け強気受け兄貴受け年下攻めで。でもマイナー志向もあり。
[109]  [108]  [107]  [106]  [105]  [104]  [103]  [102]  [101]  [100]  [99
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


お互いの執着についてなど。
性描写がありますので、閲覧は自己判断で。

 もう何時間こうしているのか。
 時間の感覚が曖昧になっている。
 首にはめられた首輪から伸びる鎖を強く引っ張られて、正気が戻ってくる。
 だが今の状態で、意識が戻ってくるのは苦痛だった。
 逃げられないのなら、快楽に溺れて何もわからなくなってしまったほうがマシだ。
 何故私は鎖に繋がれているのだろう。
 そもそもの始まりが思い出せない。
 今はただ、首輪を引っ張られる息苦しさと、私を貫く熱い熱杭の激しい動きだけが感じられる全てだった。
 獣のように後ろから貫かれながら、目の端に見覚えのあるソファーが目に入って、ここが遠坂家の居間であることを思い出す。
 凛はロンドンでしばらくは帰ってこない。
 それをいいことに、主人の留守中に私を引っ張り込んだランサーは、私の体を好き放題に弄んでいる。
 口では何と言っても、碌な抵抗をしないのは、本当は嬉しいからだ。
 労わるように優しく抱かれるよりも、手ひどくされるほうが、ランサーの執着を感じられてひどく感じる。
 彼の言葉は信じない。
 だけど、与えられる暴力と快楽だけは、私にとって真実だった。
 互いに死力を尽くして戦っているとき、彼の意識が私に向かっていることを確かに感じられて、負けるわけにはいかないと思いながらも、彼の手で死にたいと何度も思った。
 快楽の絶頂は死に似ている。
 互いにイレギュラーな召喚に応じた今、ランサーによって、私は幾度となく小さな死を繰り返す。
 衛宮士郎をマスターとしてしまった私は、少しばかり常に魔力不足の状態だ。
 ランサーの私に対する不可解な執着は、私にとって渡りに船だった。
 今回はやりすぎだと思うが、セックスのとき、ランサーはなにかと私を束縛しようとする。
 腕を縛られることなどは普通のことだ。
 さすがに、鎖付きの首輪で繋がれたのは、今回がはじめてだった。
 悪くはないが、味をしめられても困るなと、半ば正気に戻った頭で考えた。


拍手[1回]

PR


この記事にコメントする
name
title
color
mail
URL
comment
PASS   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー 
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
フリーエリア 
最新コメント 
[02/08 ボンバー尊氏]
[12/14 炎]
[12/11 炎]
[12/10 炎]
[11/29 noriko]
最新トラックバック 
プロフィール 
HN:
亜積史恵
HP:
性別:
女性
趣味:
読書。ゲーム。
自己紹介:
おたくです。腐女子です。半病人です。
バーコード 
ブログ内検索 
P R 
カウンター 
アクセス解析 


忍者ブログ [PR]